エンジンを積む
腰上オーバーホールしたエンジンをフレームに積み込むことにする。
エンジンを下ろした時と同じように、エンジンの下に四輪車載のパンタグラフジャッキをセットして、慎重に上げていく。ジャッキの底は木材に固定し、倒れないようにしてある。
その前に、ウォーターポンプジョイントとオイルポンプはフロントのハンガに当るので、事前に外しておかなければいけなかった。
まずはリアのアッパハンガの位置を合わせてボルトを差し込む。一箇所ボルトが入ればもうエンジンは落ちないから安心だ。
ドライブスプロケット横のリンクハンガのボルトも差し込む。ここがエンジンの位置決めの要なので、一番最初に締め付けてしまっていいと思う。17mmのソケットで締め付けトルクは5.0〜6.0kg-m。そしてその下のサイドスタンドブラケットのところにあるロアハンガにもハンガボルトを差し込む。
フロントのハンガボルトも。左右にカラーが入るので忘れずにセット。これで全部のボルトが仮止め出来たので、ジャッキは外してしまう。
ロアハンガボルトの反対側のナットのところの芋ネジを12mmの六角レンチで締め付けてエンジンを固定。締め付けトルクは1.0〜2.0kg-m。その芋ネジにロックナットをかけて締め付け。トルクは6.0〜7.0kg-m。最後にハンガボルトのナットを3.5〜4.0kg-mで取り付ける。
リアのアッパハンガボルトはトルクレンチに8番のヘキサゴンレンチソケットを付けて締め付け。トルクは3.5〜4.0kg-m。残りのフロントハンガは、ナットの方を3.5〜4.0kg-mで締め付けておく。
これでエンジンの積み込み完了。サブフレームも取り付けておいた。4本のナットを3.5〜4.5kg-mで締め付け。
シリンダにゴミが入らないようにスパークプラグも取り付けておいた。手で最後まで締め込んでいき、そこからプラグレンチを使って1/8回転締め付ける。新品のスパークプラグなら1/2〜2/3回転で。スパークプラグのガスケットを軽〜くつぶす感じでOK。
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