エアクリーナエレメントを洗う
まずはシート下のエアクリーナボックスのフタを開ける。例によってネジが緩まないところはドライバーをバイスクリップではさんで回す。それと「ねじ回し剤」をドライバーの先端に付けておけばバッチリ。
エアクリーナボックスとフレームをつなぐステーが折れていた。プラリペアではくっつかない素材のようなので、エポシキ系の2液混合タイプの接着剤を使ってみる。実用硬化時間は24時間。はたしてくっつくか?
※結果、ダメだった。たぶん材質がPP(ポリプロピレン)だと思う。
フタを開けてみるとけっこうエレメントはきれいだった。破れもないし、劣化もしていないので、これを洗浄してまた使うことに。
湿式のエアクリーナエレメントを外す。スポンジにオイルがしみ込ませてあって、これでゴミをカットして、きれいな空気だけをキャブレータに送る仕組み。汚れてくると目詰まりして、吸気バランスが狂ってしまうのだ。
エレメントを外して、マニホールドの穴からキャブレータのニードルを見てみる。真鍮色なので、これは対策前ニードルだ。目でみても擦れている感じがある。たぶん、これがカブリの原因だという気がする。
レジ袋にエレメントを入れて、灯油を少し。これでエレメントを洗浄する。絞らずに、やさしく押し洗いで。
きれいに洗えたらよく乾燥させる。灯油はなかなか揮発しないので、2、3日そのままにしておく。
ストックに洗浄済みのエレメントがあったので、今回はこれを使う。レジ袋にエレメントを入れて、ホンダ純正の4ストロークオイル「ウルトラG1」をほんの少し。SJ10W-30の粘度。
レジ袋の上からではやっぱりよく絞れなかった。結局、全体にオイルが染みるようにしておいて、最後は素手で握ってオイルをよく切っておく。この時、ねじったりするとスポンジが切れたり、変形したりするので、あくまで握る感じ。オイルがしたたり落ちなくなるまでよ〜く絞っておく。
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