キックペダルのサビを落とす
キックペダルの根元がこんな風に裂けていた。これじゃあ、まともにキック出来ない。いったいどうしたらこんな風に裂けるんだろう〜 仕方ないのでヤフオクで500円の中古をゲット。
でも、思った通りサビで根元は真っ赤。しかも先端の方は黒く染みのようにサビがこびりついていて、少々見苦しい感じだった。鋳造のざらつきの中にサビが入り込んでいるので、サンドペーパーなどで磨こうと思っても大変。
いつものKUREのラストリムーバーでいこう。リン酸が入っているらしいけれど、これでサビを溶かしてしまうのだ。プラスチックの石鹸入れに、分解したキックペダルのパーツを入れてしばらく置く。10分ほどで赤サビの方はきれいに取れてしまった。シュワシュワと白い泡が出て、金属が溶けている様子。ちなみに1時間以上漬け込むと金属表面を痛めるとか。
ところが2時間くらい漬け込んでもキックペダルの表面はなんともなかった。あの黒いシミのようなサビだけがどんどん溶けていく。10分おきくらいに真鍮のワイヤーブラシでこすってサビの表面を荒らしてやると、なんとか少しずつ溶けてくれた。写真は、コンビ二袋に入れたラストリムーバーに漬け込んだペダル。これだと少ない液で全体を漬け込める。
サビが落ちたら、水で洗って反応を止める。写真のようにすっかりサビが落ちてくれた。ちなみにラストリムーバーはゴム手袋をして扱わないといけないケミカルだが、素手でも全然平気だった。ただし、目に入らないようにメガネだけはした方がいい。
最後にスプリングと金属ボールを入れて、たっぷりとグリスを塗っておく。耐圧グリスのモリブデングリスを入れておいたけれど、ここは普通のグリスで十分か。
そしてエンジンに取付け。取付けボルトのトルクは3.5〜4.5kg-m。トルクレンチを使って締めつけたが、ちょっと恐いくらいきつくネジ込む感じ。
近くで見てもかなりきれいに見える。キックした感じもいい。やはり裂けたキックペダルとは全然感触が違った。
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