ミラーを修復する
88NSR250Rのミラーは欠品なので、出来るだけ直す。400番のサンドペーパーなら、転倒傷もごっそり削り落とせるのだ。2mmぐらい削ってもどうってことないから大胆に。
ダイヤモンドやすりを使うと平面が出て仕上がりがきれい。削ってデザインが微妙に変わってしまっても、あとで見るとまったく気づかない。新しい形を作るぐらいの気持ちでゴシゴシ。
大型のカッターの刃を垂直に立てて削り取っていく方法。これだとやすり目が出来なくて、割と滑らかな表面になる。あとの研磨が楽なのでオススメの方法。もちろん刃は新品で。
この88のミラーの支柱は欠陥なのか、縦に大きくクラックが入っているモノをよく見かける。プラリペアの黒を使ってそのクラックを埋めておく。黒色を使うとほとんど同色なので、あとで塗装する必要がなくてグッド。
調子に乗って、ミラー裏側もプラリペアを盛ってみたけれど、傷を削り取ってしまう方法のが手間がかからずに良かった。もちろん、大きな割れや傷があればプラリペアか厚塗パテを盛らないと。
400番のサンドペーパーの次は600番、1000番、2000番と目を細かくしていく。2000番のサンドペーパーをかけるとほぼやすり目は消える。あとはコンパウンドの細目、中細目、極細目で完全にやすり目を消す。※写真は89用のミラー。
ただ、プラスチックに本来コンパウンドは厳禁。どうしても成型時の最初の艶には戻らない。1ミクロン以下の液体コンパウンドでもダメ。このソフト99の0.5ミクロンの液体コンパウンド「9800」で、出来るだけ元の艶に近づける。
手で磨くのがおっくうになってきたので、1980円の電動ドリルにバフを付けて一気に磨く。これは楽で良かったけれど、やはり艶はイマイチ。「9800」は車の塗装を超鏡面加工するコンパウンドなんだが・・・。
ホームセンターで探してきたアクリル板を磨く「アクリサンデー」という研磨剤を使ってみる。アクリルの光沢を出すものだけに、これだとかなり元の艶に戻った。それとティッシュペーパーにはかなりのカーボンが含まれていて、これで傷付くらしい。布で磨かないとダメなようだ。
アクリサンデー、ありがとう。バキバキに割れて、コケ傷の目立っていた88ミラーが復活。これなら十分、上等なミラーだ。これでワックスなどを塗っておけばもう完璧。
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