クランクセンターシールをチェック
クランクセンターシールが破損していないか、クランク室にガソリンと2ストロークオイルの混合オイルを入れてチェックしてみる。クランクセンターシールがイカれていると、一次圧縮が隣りのクランク室に漏れてしまって、不調になってしまうのだ。ホンダ純正の2ストロークオイルGR2とガソリンを1:1で混ぜ、180ccの混合オイルを用意する。
それをリアシリンダ側のクランクに流し込む。180ccでちょうど一杯という感じ。ちなみにバイクに跨がって左側がリアシリンダ側。第1シリンダとも言う。
こんな感じでなみなみと。クランク左右の穴はシールやベアリングを冷却する穴。よく見るとこの穴の中にもたっぷりチェック用混合オイルが入っている。
クランクセンターシールがダメになっているとすぐにこのフロントシリンダ側のクランクから混合オイルが漏れてくる。少量でもアウト。念のため、30分ぐらい様子をみることにする。
フライホイールを何回か回しておく。クランクセンターシールがOKなら、それでも混合オイルは漏れてこないハズ。ちなみにクランクセンターシールはクランクと一体となっていて、シールがダメならクランクごとの交換となる。ただし、88・89クランクは欠品なのでもう新品は手に入らないのだ。
このエンジンはめでたくクランクセンターシールはOK。混合オイルはスポイトなどで抜き取っておく。もちろん、火気厳禁。
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