Rサスペンション回りをきれいに
エンジン等を全て下ろしてフレームだけの状態なら、横倒して作業した方が楽かも。まず、リアサスペンションの下のナットを17mmのソケットレンチで緩めてリンクプレートから外す。緩み止めの入ったナットなので少々きつい。なめないようにしっかりとレンチをかける。
リアサスペンションの上のナットを同じく17mmのレンチで緩めてボルトを抜けば、フレームからリアサスペンションが取り外せる。共回りするのでボルトの頭も17mmレンチで押さえておく。17mmレンチが2つなければ、17mmのスパナを無理矢理突っ込んでおく。
泥とオイルで汚いリアサスペンション。これは灯油へドブ浸けして汚れを落とした。
ボルトやナットがサビていたので、ラストリムーバーでサビを落とす。写真は水でラストリムーバーの反応を止めているところ。すぐにCRC5-56などを吹いておかないとサビが浮かんでくるから注意。
リアサスペンションの下側にはニードルベアリングが使われているので、これをグリスアップしておく。
リンクプレートのコンロッドもベアリングが使われているのでモリブデングリスを注入。ガタがあったり、ベアリングが壊れていたら交換だが、たいていは大丈夫なようだ。
リンクプレートにはそれぞれ「F」マークが付いているのでこちらをフロントに向けて取付ける。
取り付けは17mmのソケットで。締め付けトルクは6.0〜7.0kg-m。共回りするのでボルトの頭を14mmのメガネレンチで押さえておく。リンクプレートを組み立てて、最後にリアサスペンションを取付けて完成。
リアサスペンションをきれいにするには、やっぱり取り外した方がてっとり早い。リアサスペンションを外したついでにフレームも灯油や中性洗剤できれいにしておいた。
フレームもリアサスもかなりきれいになって気分がいい。
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