クラッチリフターロッドオイルシールを交換する

2010/01/19。クラッチリフターロッドが通っている穴からエンジンオイルが吹き出してきたので、ここのオイルシールを交換する。エンジンオイルを抜き、クラッチスリーブシリンダーを外して・・・。

ドライブスプロケットカバーを外してみたが、まだその奥にLインナーカバー(カウンターオイルシールカバー)があるので、まずはこれを外さないとダメだった。

Lインナーカバーを外すためには被さっているウォーターポンプも外さないといけない。冷却水を抜いて、ウォーターポンプカバーを外し、そしてウォーターポンプシャフトを引き抜く。

さらにLインナーカバー上部にあるオイルラインやブリーザーパイプを外してようやくLインナーカバーが取り外せた。

Lインナーカバーガスケットが廃盤で国内に在庫が無かったので、海外サイトでストックを見つけて取り寄せることに。オランダのレリスタッドから1週間で届いた。8.0ユーロ+送料3.8ユーロで11.8ユーロ(1,571円)。

固着したLインナーカバーガスケットを剥がそうとしたが、スクレーパーがうまく使えない奥まった位置なので、今回はガスケットリムーバーを使うことに。パーマテックス ガスケットリムーバー#80646。主成分ジクロロメタン。

ガスケットリムーバーをそのままスプレーするわけにはいかないので、筆で液をガスケットに塗ってみた。石のように固くこびりついたガスケットもこれで簡単にこそげ落とすことが出来る状態になってくれた。

カッターナイフの刃をバイスプライヤーで挟んで、マジックハンドのように使ってガスケットをこそげ落とす。これはけっこう根気が要る作業。

Lインナーカバーの内側から打ち込んであるクラッチリフターロッドオイルシールを引き抜く。

新しいオイルシールと比べると古いオイルシールはリップが硬化していて、ロッドを締め付ける力が全く無い感じだった。やはりこれがオイル漏れの原因だと思う。

新しいクラッチリフターロッドオイルシールを打ち込み、Lインナーカバーをセット。最後にウォーターポンプカバーを取付けてみるとここから水漏れ。シールリングが硬化していて再使用出来ない状態。しかもこのシールリングも廃盤で頼みの海外サイトの在庫も無し。仕方ないのでスリーボンドの液状ガスケット1212でシール。これはシリコン系で−60〜200℃までOK。

エンジンオイルはモチュールの7100 10W-60を入れてみた。先回入れたのがエステル系なので、同じくエステル配合の7100にしておいた。今回はオイルパンも外したので入れる規定オイル量は3.7Lのはずだが、3.45Lでちょうど良かった。さっそく試走してみてオイル漏れも水漏れも無し。これでVF復活。

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