チェンジペダル回りを修正する
08/12/05、転倒で壊してしまった90NSRのチェンジペダル回りを修正する。左側に転倒したため、左ステップやチェンジペダル等が内側後方に押し込まれてシフトチェンジが出来ない状態になっていた。
チェンジペダルのアームがひどくねじれてしまっている。ステップブラケットにダメージが無いのが幸いだったが、ステップを留めているステップブラケットボルトが曲がってしまっていた。
ステップブラケットボルトは交換することにする。ただ、なぜかバイク用のこの10mm径のボルトだけネジのピッチが違うので、ホームセンターなどに売っている一般の10mmボルトが使えない。仕方ないので他のバイクのボルトを短くカットして使うことに。写真左が曲がってしまった10×5のボルト。
ボルトが長過ぎると、突き出てスイングアームに当たってしまうのでちょうどいい長さにカット。これは金ノコで無事切断出来た。切断面をヤスリで整えて完成。
チェンジアームもねじれていたので、これは万力に挟んでおいてバイスグリップで元に戻す。柔らかい鉄製なので問題なく修正出来た。
ピロボールのネジもことごとく曲がってしまっていた。こちらも慎重に修正。やり過ぎるとポロッと行きそうな感じ。
問題はチェンジペダルのアームのねじれ。固いアルミ合金なのでそのまま力を加えるとたぶん折れると思う。
チェンジボルト(リンケージロッド)もアルミ合金だと思う。まずこちらを修正してみる。ヒートガンでロッド全体を熱しながらメガネレンチで力を加えて曲りを取っていく。これはかなりうまく行ってきれいに真っすぐに戻った。
同じくチェンジペダルのアームもヒートガンで熱しながら曲りを修正。ねじれが複雑なので力をかける方向を考えながら慎重に。アーム部分がけっこう分厚いのでなかなか手強い。
最後はヒートガンで熱しておいて、ゴムハンマーでゴンゴン。溶接部分にもダメージなく、これで無事修正完了。
さっそくセットして機能を確認。動きもスムーズでOK。
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