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1993年モデルのTZR50R SP仕様を整備する。NSR250Rと同じ2ストロークエンジンを搭載するこの50ccレーサーを整備してミニバイクレースに参戦、ライディングの練習。


「フロントフォークをOHする」より
全て分解したフォーク。組み立ては、シートパイプにリバウンドスプリングを通して、これをインナーチューブの中に入れ、出てきた先端にオイルロックピースを被せる。それをボトムケースに入れ、底からソケットボルトでシートパイプを固定する。ちなみにソケットボルトを締めたり緩めたりする時はインナーチューブをいっぱいに引っ張っておくと空回りしないで済む。


「レース前の整備する」より

ただ、それだけでは強度がないのでピアノ線で補強しておく。波形に曲げたピアノ線をコンロで熱して接合部分に押し当てて埋め込む。ハンダごてをピアノ線に当てておいても熱でABS樹脂の中にめり込んでいく。これで少々カウルが曲がっても割れることはないはずだ。


「TZR250R 3XVのリアサスを付ける」より

ノーマルサスの取付穴間の長さは255mm。一方、3XVのサスは260mmだった。5mm長いわけだが、仮留めして跨がってみると姿勢変化は体感出来ない程度。3XVはストロークが長く、初期の沈み込みが大きい感じ。それにレバー比で動きが拡大されるリンク式ではないので、5mmの長さの差は無視して良さそう。


「ピストンリングを交換する」より

シリンダースタッドボルトのナットの締め付けトルクは2.0kg-m。ゆがみが出ないよう対角順で少しずつ締め込む。

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