西浦GP
西浦GP 2021 第1戦 5/23
Nishiura GP 2021 第1戦に参戦。梅雨の時期に晴れてくれたのがラッキーだった。まずは30分間の練習走行。外肘をガソリンタンクに当てて人車一体のリーンを心がけるが、タイム的には1’05.206とダメダメだった。フロントフォークの伸び縮みをギクシャクさせてしまうような進入時のタイミングの悪さ。そしてアウトから回り込むラインがタイムロスの大きな要因だったと思う。写真をみると、コーナー進入の速度が遅いのでリーンにかなり余裕があるように見える。
そして15分の予選開始。少し気合いを入れてみるが、タイムは1’05.105とふるわず、がっかり。ヘアピンコーナーに直線的に突っ込んで、ストップアンドゴー的な曲がり方をするので勢いや回転数が落ちてしまう。もっと勢いよく進入しようとすると止まりきれず、大回りしてタイムロスしてしまうことも・・・。そこで昼休憩の際のコースウォーク中にあれこれ作戦を考える。
第一に、やはり直線的に突っ込んで距離的な優位を得る。第二に、ヘアピンでは定常円旋回を意識して、ぐっと我慢してインに曲がり込む。そして第三に、ブレーキを早めにかけてもかまわないので、コーナーをスムーズな繋がりで曲がって勢いを保つよう心がける。以上を胸に10周の決勝に臨む。18台中17番グリッド。ジャンプスタートに注意しすぎて出遅れてしまうが、1コーナーには15番手ぐらいで入れた。
昼に考えた作戦がうまくいきラップタイムが向上。ベストは1’03.836。こうなると先行車に追いつくし、抜くこともできた。結局、18台中、15位でフィニッシュとなったが、あとでチェックしてみると先行する2台よりもベストタイムが良かった。予選でこのタイムが出ていれば、もう少し面白いレースになっていたかもしれないが仕方ない。自分としては決勝でいきなりタイムアップできたのが、可能性を感じられて良かった。
西浦GP 2021 第2戦 7/11
Nishiura GP 2021 第2戦に参戦。梅雨末期の大雨が続いているなか、この日だけは運良く晴れ。レインタイヤや雨用のレーシングスーツを用意して行ったが、使わずに済んだ。タイヤのはめ替えが間に合うか自信がなかったので本当に助かったし、ドライコンディションの方がやっぱり自分には練習になるので良かった。気温は33℃。水温91℃。エンジンはすぐに温まるし、タイヤも熱すぎて逆にグリップしないぐらい。
練習走行では上体を低く内側に落とそうと努力したが、速さに繋がる事はなかった。1'05"118。暑さと無駄な力みでタイムアップも望めず、練習走行は早々に打ち切った。予選では少し気合いを入れてみたが、1'04"281止まり。19台中17番手だった。今回、距離的優位を狙って直線的に進入して、そこから定常円旋回で向きを変えるようにしてみたが、それでは勢いが大きく落ちてしまうし、リーンもさせにくくなってしまった。
練習走行時のビデオをチェックしてみると、他のライダーが深くリーンしながら進入していくのに対して、自分はバイクを立てたまま進入して、ガクッとリーン、そして立ち上がるという感じだった。そこで決勝ではブレーキング時からリーンを深めて行くようにしてみた。するとタイムが1'03"862まで向上。直線的進入ラインはそのままでいいが、そこではすでに旋回姿勢になっていないとダメだということだ。
決勝スタートはまずまず。身体全体を使ってリーンしながら進入できたので、レース序盤に3秒台が出て2台ほどパスできた。ただ、後半は腕で曲がるクセに戻ってしまって、バイクを曲げられなくなりブロックもできずに1台に抜かれてしまった。結果は19台中、15位でゴール。今回、特に1コーナーの乗り方が分からずタイムロスが大きかったし、まだまだ改善の余地と伸び代がありそうだと感じた。
西浦GP 2021 第3戦 9/26
Nishiura GP 2021 第3戦に参戦。気温19℃。最終戦でとうとう雨になってしまった。ただ、練習走行、予選、決勝とすべてウェットという予報なのでタイヤ選択に迷いは無い。朝の車検前に急いでレインタイヤにはめ替える。中古レインタイヤなので、グリップ力は20%落ちだとか。また、溝は排水用ではなく、コンパウンドを動かして発熱させるためにあるとか。タイヤ温度が40℃を超えると剥離が始まるし、一度熱が入るとそれだけで劣化が進む、などと説明を受けた。
レインタイヤの消耗を気にして練習走行も予選も数周で切り上げた。あとで考えると気にするほどのタイムレベルではないのだが・・・。レインタイヤは初めてなので恐る恐る走る。練習走行は1'14.164、予選結果は1'08.863で21台中18番手でスタート。転倒しないよう、フォームは気にせず、膝を下ろして突っかい棒のようにして走る。終始小雨状態で、いくつかのコーナーのイン側は水たまりになっていた。
決勝スタートはまずまずだったが、途中、1台に抜かれてしまった。雨の中、よほどのタイム差がないと追い抜きは出来ないのだが、抜かれたということはそれだけタイム差が大きかったということだろう。空気が冷えているせいか意外と疲れは少なく10周を無事に走り終えてゴール。ベストタイムは1'07.07。決勝結果は21台中17位だった。
このサーキットだと、レインタイヤのタイムはドライより2秒落ちが目安ということなので、まだまだイケたと思う。実際、滑る瞬間がまったくなかった。タイムが遅かったのはコーナー進入時、バイクを立てたままブレーキングで速度を落とし過ぎたせいだと思う。ストップ&ゴー的な走りでは勢いが無くなってしまう。勢いを保ったまま倒し込み、そして向きを変えるテクニックを身につけなければ・・・。
西浦GP 2022 第1戦 6/12
Nishiura GP 2022 第1戦に参戦。気温29℃、水温91℃、晴天。2次旋回でバイクに荷重できるようになってきたので曲がり切れないという不安はなくなったが、タイムは伸びない。予選ではがんばってハードブレーキングでタイムを詰めるようにして1'03.985、かろうじて3秒台に入る。出走9台中、予選8位。決勝でもう少しタイムが伸びれば7番手ぐらいに上がれるかと思ったが・・・。
スタートはうまく行って6番手ぐらいで1コーナーに入れたが、その後は次々に抜かれ、最後は最下位に。参加台数の少なかった今回は、自分よりタイムの良いライダーがほとんどなので仕方ない。しかし、前を行くライダーよりは自分の方がタイムが良いので、なんとか抜かなくてはという強いモチベーションでがんばる。
走行ラインがまったく違うので何度も接触しそうになりながら、ようやくラスト2周の時点でパス。一旦抜いてしまえば大丈夫なのでそのままラスト1周を走りきり、8位でゴール。タイム的には予選より落ちてしまったが、これは突っ込み過ぎて勢いが無くなるより、早めに曲がり始めてぎくしゃくしないようなコーナリングの方がいいかも、と考えたのが裏目に出た感じ。
直線的にインに突っ込むコーナリングは距離的有利があるけれど、自分の場合は勢いが無くなってしまうし、回転数が大きく落ちて加速が悪くなってしまう。高いコーナリングスピードで曲がれるリーンができないと、この先タイムは伸ばせないと感じた。たぶん、身体とバイクを一体化して強く倒し込む技術を身につけないとダメだと思う。次はこの1次旋回の仕方を矯正するのが課題だ。
西浦GP 2022 第3戦 11/6
Nishiura GP 2022 第3戦に参戦。気温20℃、水温90℃、晴天。上体を先にインに落とすのをやめ人車一体でリーンすることに専念すると強く旋回することができて、オーバーランすることは無くなった。ただ、いつものように直線的に進入するラインで入ると、そこからリーンに入るタイミングが取れず、勢いが無くなってしまうのがネック。
苦肉の策で、スロットルを全閉して体重移動だけに専念すると比較的勢いを保ったリーンができて、そして旋回に入れる。これで予選では1'03.550までタイムが上がって、グリッドは18台中15番手で決勝スタート。決勝では写真のように自分だけ大きくラインが違う。アウトからフルブレーキングしてリーンさせるのがどうにもうまく行かない。
決勝でも1'03.834ほどで走れ、結局18台中14位でゴール。スロットル全閉でリーンし、しっかり旋回して出口が見えるまで我慢する走り方がそこそこ良かったのだが、もっと勢いを残した旋回と、いち早くスロットルを全開にできるラインを走れないとこれ以上タイムは出ないと感じた。
フルブレーキングしながらインに寄せていき、そのまま全閉感覚で旋回できれば望むようなラインになると思うのだが・・・。いまはフルブレーキング状態で深くリーンして旋回につなげる動作がイメージできないので、まずはそこを集中的に練習だ。あと1秒ラップタイムが上がるとレースも面白くなってくると思う。