足踏み状態の2017
TAKE4'S NOTES
LET'S DO WHEELIE!
STUDY
サーキットでのタイムアップの方法が掴めず足踏み状態が続いた1年・・・(17/01/14〜17/12/21)
17/01/14 バイクに伏せて、旋回性アップ?
攻める気持ちでバイクに伏せてリーンすると、フロント部が良く倒れてくれる気がする。これは腕が折りたたまれることでダイレクトに上半身の荷重がステアリングステムに掛かるためだと思う。基本、荷重はタンク部分でするのだが、上体が起き上がっていると、伸びた腕が緩衝になってタイミングがワンテンポ遅れる感じ。まずはリーンウィズのようにフロント部を人車一体でリーンさせ、寝かし過ぎたら腕を伸ばしてフロントを立たせる感じではどうだろうか。前乗りでハングオフすると、どうもフロントが寝ずに旋回性が悪くなっている気がしているので・・・。
17/02/04 ステダン外しで曲がりやすくなった?
88NSRのステアリングダンパーを外してみると、フロントタイヤがすぐに内向するのでクルっと回る感じ。リーンも浅くなる。ということはもっとコーナーリングスピードを上げても大丈夫ということか・・・。また今回、リアブレーキホースをステンメッシュに変えたのだが、これでリアブレーキがすごくコントローラブルに変化。リアブレーキをうまく使うともっとスムーズに走れる気がしてきた。
17/04/16 R25コーナーリング方法
直線的にコーナーにアプローチして距離的優位を取りつつ、コーナーのアペックス裏に飛び込ませる。すかさずスロットルを一瞬戻す。すると一気にリーンが進み、舵角がついてバイクがインに向かう。この際、舵角がついたフロントをリアが押してフロントタイヤが飛び跳ねてしまうので、スロットルオフは短く、そして加減する。舵角がついた状態でいきなりスロットルを開けるとリアが滑るので、素早くバイクを立たせてから全開でスピードに乗せる。また、スロットルオフの分を見越して、オーバースピードで勢いをつけて進入しておくことも大切。
無事インにつけたら、あとはそのまま開け開けで外へはらむ直積的なラインで脱出。上体のイン側への落とし込みは、バイクを寝かし込ませるためではなく、逆にバイクを立たせるためのものと考える。上体はなるべくバイクに寄せて、人車一体を意識した方がフロントを寝かしやすい感じだ。
17/04/24 しっかり荷重をかけてみる
あまり曲がらないサーキットでの状況を想定して、最初からしっかりとバイクに横荷重をかけてリーンしてみる。ぐっと我慢し、バイクの向きがきっちり変わるのを待ってスロットルオン。画像で確認してみると、外腿に力を込めてタンクを押しているので反力で上体がアウト側に戻ってしまっている。「空中」で力を込めてもあまり意味がないと思うので、これはちょっとまずいか。
17/05/08 タイムラグなしで横に押し込む
進入時、スムーズに入れなくて速度が落ちてしまう原因は・・・ガソリンタンクを外腿で押すのが遅れ、すぐにリーンに入れないために必要以上に減速してしまうから。直線的に入ろうとして強いブレーキングをすると、外腿がタンクを押すまでにタイムラグができてしまう。これがダメな点だった。では、どうすればいいか。間髪を入れずにタンクを「横」に押すのみ。ブレーキングで腿がタンクに当たってから、とか考えているとワンテンポ遅れるので、前もって腿を当てておくぐらいの気持ちで即反応する。また、「前」へと考えているのもタンクへの加圧が遅れるので、真横に押す。
17/05/18 1年振りに自己ベスト更新
チームメイトを追って必死で走ったのが良かった。特に1コーナーの突っ込みが踏ん切れて良かった。遅いのはやはり逆バンク。ここをもっとバイクを立てていけたら、と思う。またMCシケインの突っ込みもなんとかしなければ・・・。スプーンで突っ込めるようになったらタイムアップの可能性が見えてくる気がする。キモは「ブレーキング」。一瞬のブレーキングで減速できるのだから、そこまでフルスロットルで行けるはず。
17/05/28 飛び込めるラインを探して
ブレーキングを頑張って突っ込んでもバイクを立てた状態だとどうにも勢いが削がれてしまう。そこでとりあえず一番勢い良く突っ込んでいけるラインを狙って飛び込んでいくことにした。見た目はリーンしつつ入っていく感じに。たしかにこの方が失速しなくて良かった。ただ、本当に飛び込んだ先で曲げられるか心配でつい内ひざだけが落ちて、路面を迎えに行ってしまった。これは逆効果だと思う。もう少しバイクを曲げるための身体の動きを確認しておきたい。
17.11.15 リーンのカタチで曲がる
R25を強く曲げるためフロントに伏せてコーナーリングしてみると、たしかにバイクが立った状態で舵角がついてよく曲がるのだが、失速して遅かった。やはりR25は、深くリーンさせて勢いを殺さないようにしないとダメな感じ。そうするためには、図の赤丸をイメージして上体をバイクから離すように内側遠くに飛ばす必要があると思う。ただし、思いっ切り引き倒すようにするとタイヤのグリップを失うので、力はあまりかけずにバイクをフリーにする気持ちで、カタチだけキメる。この方法ならかなり勢いを保ったまま各コーナーに飛び込んでいけると想うのだが・・・。
17.12.20 フロントタイヤの面圧を無視した結果・・・
走り出して最初のS字でフロントから一瞬で滑って転倒、そのままグラベルまで滑走してしまった。原因ははっきりしている。「最初に深くリーンさせておいて、立たせながら曲がればスロットルをガンガン開けていけるのではないか」という実験をしてしまったからだ。そして、バイクに体重をかけないようにして上体をイン側遠くに飛ばしてバイクを引き倒したから・・・。この時は、体重をかけなければバイクだけで素直にグリップしてくれるとなぜか思えてしまったのだが、あとで考えてみれば、フォークがほとんど伸びているような状態で無理やり深くリーンすれば、フロントタイヤがグリップしないのは当たり前だった。
17/12/21 スロットル操作で曲がる (師匠の教え)
スロットル全開のままでは曲がらないので必ず戻すし、曲がり具合は微妙なスロットル操作で調整する・・・という師匠の話を聞いて、自分はスロットルをオンオフのスイッチみたいに使っていたことに気づいた。自分は、R25はパワーがないので出来るだけスロットル全開で、あとは体重移動でなんとかする、と考えていた結果、これまで荷重の仕方をあれこれ変えて迷走していたように思う。要は曲がり具合はフォームや荷重の変化で行うのではなく、スロットルの加減で行うということ。これは自分にとって大きなヒントになると思う。少し道が見えてきた気がする。
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