鈴鹿で苦労した2016
TAKE4'S NOTES
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STUDY
R25で鈴鹿サーキットを走り出したが、思ったようにいかない・・・(16/02/07〜16/11/25)
16/02/07 スピードを保ったまま旋回する
これが出来ずに悩んでいる。高速での進入aではすでにリーンしていて、bのアウトサイドが近づいてくるととても旋回出来る気がしない。リーンを深めても旋回力が落ちるだろうし、曲がれなければコース外に飛び出してしまいそう。なのでaでどんどんスロットルを緩めてしまって、結果、cで失速してしまう。
いろいろイメージして思いついたのが、bで思い切ってスロットルを全閉にしてしまうという考え。フツーなら減速してしまうところだが、aでスロットル全開にしてぎりぎりまで高回転まで引っ張って進入し、そしてbで大きくスロットルを戻す。これだと勢いが付いているので回転数も落ち込まないはずだし、慣性でバイクも立つ。なにより、急激なスロットルオフで荷重が前に行き、少しはフロントフォークを縮められると思う。
16/03/09 スロットル全閉で曲がる
S字を全開だとうまく曲がれないので、思い切ってスロットルを全閉にしてみる。コーナー奥の丸印に向かって全開で突っ込み、一気にスロットルオフ。そしてフロントに荷重が移った瞬間にリーンさせる。これだと楽にリーン出来て、向きもグリグリと変る。クルマの慣性ドリフトのような感じでリアがドリフト気味になるけれど、自在に曲がれる感覚が出てきたのが嬉しかった。
スロットルを戻してもスピードが乗っているので回転数はあまり下がらないし、向きが変わってから全開でバイクを起こしていけるので結果的に速いのだ。
16/03/23 ブレーキの重要性を再認識
非力なR25は出来るだけノーブレーキで突っ込んでいかないとダメだと思っていたが、師匠からそれではただのクルージングになってしまうと注意された。たしかにその通り、いくらがんばって1コーナーに突っ込んでもシフトダウンでエンブレをかけて、曲がれるスピードになるまで漫然と進んでしまうとかなり遅い。ところが師匠の教え通り、2コーナーでブレーキングして一気に速度を落として向きを変えると、頑張らなくてタイムが上がった。ブレーキで制動出来ると思えば、安心して1コーナーからハイスピードで走り込めるし、ブレーキングでフロントフォークを縮められるので向き変えも速く、結果、すぐに全開に出来るからだった。さらに師匠からエンブレは利かせないで走れとも教えられた。いままで恐くてついついエンブレで速度を落としてしまっていたが、それは無駄な抵抗だった。エンブレを使うくらいだったら、ブレーキを使って一瞬で制動した方が得なのだ。
16/05/19 シート後ろいっぱいに乗る
上りのS字ではとにかくフロントホイールを寝かせないとバイクが曲がっていかない。一瞬スロットルを戻してすかさず全開。その際、フロントが寝ていないとどんどん外にはらんで行ってしまうのだ。そこでシート後ろいっぱいに座ってフロントを前に差し出すカタチでリーンしてみると、これがいい感じでフロントを寝かしてくれるのが分かった。さらに、肘を畳んで上体を低くしていると加速しながらでもイン側のゼブラに寄って行く。いままで前乗りポジションだったので、これからはシート後ろいっぱいで乗るクセをつけてみよう。
16/05/19 勇気を持って突っ込むべし
スプーンの1個目から加速してアウト側の赤丸辺りを目指して突っ込んで行く。リーンしたままアウトにはらんで行くのが恐いけれど、師匠に聞いたらここで一瞬スロットルを戻してもイイと聞いて安心した。その代わり、すぐにスロットルを開けてイン側のゼブラを目指して加速するべし、とも。また、突っ込みで失敗したらエスケープゾーンに出られるので、そう考えればイケそうに思えてきた。
16/05/19 シフトダウンのリアロックを防ぐには
ブレーキングを始めて時間が経ってからシフトダウンするとリアがロックしてホッピングしてしまう。原因はスロットルオフの時間が続いている間に回転数が下がってしまうから。もちろん、大きくスロットルをあおって回転を合わせればいいだけの話なのだが、それよりもブレーキングして即シフトダウンしてしまった方が良い気がする。するとスロットルをあまりあおらないでも安心してシフトダウン出来る。シフトダウンのタイミングをどんどん詰めていけるよう、もう少し考えてみたい。
16/05/23 R25の空気圧
いつもは前後とも冷間190kpaなのだが、ころがり抵抗を少なくしてスピードアップを図ろうと標準の200kpaで走ってみた。すると温間はフロント220、リア225にアップ。フロントは問題なさそうだったが、リアの接地が弱くなって危険な感じ。外気温が26℃なので、内圧が高まり過ぎたようだ。冷間190kpaに落としてみたら、やはりこれで丁度良い感じ。
ちなみに、1.ダンロップコーナーの上りでミスしてスロットルを緩めるとリアがはずんで危ない。2.デグナーでシフトダウンなしで飛び込むと、ブレーキングでリアが上がってラインをトレース出来ない。ここはシフトダウンでリアを引っ張ってやる必要がありそう。3.シケイン出口でシート後ろに乗り加速して行くとリアが滑る。リアに乗り込まないように下って行くとまったく大丈夫だった。以上、貧弱なリアショックなので、空気圧が高過ぎると余計に危険になってくるようだった。
16/07/14 全開時間を出来るだけ長く取る
ブレーキのタイミングを遅くすればタイムアップするかと試してみた。しかし、タイムアップするどころか逆に遅くなってしまった。最初に大きく向きが変わらず、中途半端なスロットルオフでコーナーに突っ込むことになってしまうし、脱出でもパーシャル状態が長く続いてしまうことが原因だと思う。
【メモ】 1.スロットルを開けてコーナーに入る。さもないと荷重が抜けたリアがはずんで危ない。逆に、全開でいけばトラクションが掛かって安心。2.ブレーキはちょっと掛けるだけでもいい。そこまで全開で。3.スロットルもちょっと戻すだけでいい。その代わり、全力で倒し込む。戻し過ぎるとリアが抜けて危ない。4.とにかくスロットル全開時間を出来るだけ長く取れるよう気をつけること。
16/07/25 バイクをすぐに立てるべし
師匠に走行動画を見てもらうと、バイクをいつまでもリーンさせているのがダメだと指摘された。バイクを素早く起こして、タイヤの接地面を出来るだけ少なくして抵抗を減らすべき、と教えてもらった。いままで出来るだけ動作のタイミングを詰めるよう心がけていたが、素早くバイクを立てようとは思っていなかったので、これは目からウロコ。シケインなどでは、左右にもっと素早く切り返し、スロットルはぎりぎりまで開け続け、一瞬閉じても、すぐに全開にして・・・と、どんどんタイミングを詰めていけば必ずタイムは向上するとか。
2016.10.15 インにつくことがタイムアップのカギ
パワーの無いR25はS字から逆バンク、そしてダンロップまでの上りでスロットルを開けられないと大きくタイムが落ちる。ただ、全開にしたまま曲げようとするとインにつけず、結果、スロットルを開けきれずにコーナーを抜けることになってしまう。対処法としては、後ろ乗りなら全開のままでもかなり操舵が効くので、後ろに乗って、早めに曲げてインに寄せていくか(これだとクリップが手前になって脱出がきついが・・・)、スロットルを一瞬戻してリーンさせ、しっかり向きを変えるか(スロットルを抜くとリアが滑り出すので、すぐに全開に戻さないといけないが・・・)。とにかくインのゼブラに寄せればタイムは上がる。いろいろ考えると、やはり一瞬スロットルを戻してしっかり向きを変えてインにつく方が良さそうに思えてきた。
2016.11.25 あるリーンアングルレベルを超えるべし
これまで、バイクを立てた方がブレーキングもできて突っ込めるし、舵角も大きく付くので有利だと考え、赤モデルのように浅いリーンアングルで走っていた。すると、スロットルを開けるとバイクが起き上がってしまってインにつけず、曲がらないのでいつまでもスロットルが開けられないという悩みに付きまとわれてしまった。
しかし、最初に一気にリーンを深め、あるリーンアングルレベルを超えるといままでの悩みが全て解決することが分かった。あるリーンアングルレベルというのは、スロットルを閉じると倒れてしまう青モデルのようなアングル。逆はスロットルを閉じるとバイクが立ってしまう赤モデルのようなアングル。青モデルにしておけば、倒れないよう必然的にスロットルを開けられる。しかも立ち上がる過程で舵角がついていくので安全、簡単。要は、サーキットでのハイスピードの恐怖に打ち勝って、スロットルを開けられるアングルレベルを超えることが肝心だった。
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