スクーターでウィリー練習
TAKE4'S NOTES
LET'S DO WHEELIE!
STUDY
アクセルコントロール上達のために・・・(08/07/22〜09/01/01)
08/7/22 最初は怖いので土の上で
DJ-1Rでウィリーの練習を始める。微妙なアクセルコントロールをマスターするにはウィリーが効果的だと思うからだ。まずは転倒してもダメージが少ない土の上で、プロテクターをつけてチャレンジ。とりあえずDJ-1Rでも体重移動でフロントを上げられることが分かったが、これを維持するのは難しい。それに上げ過ぎると「マクレ」そうで怖い。
■あとで気付いたのだが、土の上はタイヤがスリップして何もかもが難しくなる。また、フロントが落ちてブレーキをかけた時に転倒しやすく、実はアスファルトの上よりも危険だった。
08/07/25 ウィリーの角度を仮体験
フロントが上がった時の姿勢にビビって足が出てしまうとウィリーを続けるのは絶対に無理。そこでウィリー姿勢に慣れるために、岩にフロントタイヤを当ててスタンディング状態にしてウィリー姿勢を仮体験してみた。まず違和感があったのはシート座面のアップ。リアタイヤに対して後ろに下がるだけでなく10cm程上に上がる。この「縦の変化」に慣れないとダメなようだ。また、45°までフロントを上げないと安定したウィリーは無理かと思っていたが、実際は40°くらいのリフトで十分なようだ。
08/07/25 ウィリー仕様に調整してみる
DJ-1Rに新品ドライブベルトを組み込んで、いったんクラッチスプリングもノーマルに戻してみた。すると2,500rpm程度でクラッチインしてしまい、どうにも出足が悪くなってしまった。そこで強化クラッチスプリングを組み込んで3,000rpm以上でつながるように調整。ウエイトローラーも48gから30gに軽くして出足重視に。これでフロントがすぐに浮いてくれるようになった。
08/08/13 某所敷地内で練習
まずはフロントをリフトさせないと話にならない。上体はやや後ろに引き気味で、アクセル全開で発進。そして1、2m進んでエンジンの回転が上がったところでハンドルバーを素早く前に押すようにしてフロントサスを縮める。これを勢い良くやればやるほど上体もつられて前方に移動して、その後、上体は反動で自然に勢い良く後方に移動してくれる。そしてフロントが伸び上がるタイミングとスクーターが加速するタイミングが合うといい感じにウィリーしていく。
■腕で後ろに引くようにするとバランスが崩れるだけなので、それよりも勢い良くフロントを前に押した方が効果的だった。
08/08/14 楽な上り坂でウィリーしてみた
やや上り坂で練習。素早くハンドルを前に押すとその反動でけっこう高くフロントが上がってくれて、とりあえずここまではOK。だが、このあと走り続けるのが難しい。フロントアップした時の姿勢変化が少ないように足をフロア最後方に置いてみた。この方が重心が後ろに下がって有利だし、ウィリーした時の恐怖感が少なかった。それでも45°以上フロントが上がると後ろにひっくり返りそうな感覚なので、つい足が離れてしまう。ここは度胸一発、そのまま我慢するしかないのか、それとも、もう少し腕を伸ばして上体を少し後ろにやり、ウィリーの角度を緩めた方がいいのか・・・。
08/08/16 上げればなんとかなる・・・ものじゃなかった
ウィリー状態で走り続けるにはそれなりの高さを確保しないとダメだと思い、度胸一発、大きくフロントアップ。しかし、45°(写左)を越えるとそのままどんどんフロントが上がり続けて、50°(写中)を越えるともうコントロール不可、こらえることは出来なかった(写右)。やはり45°を越えないようにしないとダメかも知れない。そうするにはアクセルオフか、それともリアブレーキを使うのか・・・う〜ん、難しい。
08/08/18 地道な反復練習
基本に戻って、安定角度までフロントを上げたらすぐにリアブレーキを掛けてフロントを落とすことを繰り返す。これならひっくり返ることも無いし、そうしているうちにバランス点の感覚が身につくことを期待。足はフロアにフツーにおき、回転数を上げることよりもクイックにハンドルを前に押すことを心掛けてフロントアップ。すぐにリアブレーキが掛けられるように指はブレーキレバーに。あと、転倒しそうになった時にダメージがあるのは足首なので、オフロードブーツを履いてトライ。安心感があると思い切って練習出来るのだ。
■リアブレーキの戻りがかなり悪かったので、ケーブル内に注油して動きを良くしておいた。ただ、リアブレーキを使いこなせるようになるのはずっと先の感じ。
08/09/02 腕のスナップでフロントアップ
やはり上体は後ろに引いたポジションでウィリーをした方がバランスが取れて走行距離が伸びるようだ。肩の位置が出来るだけ後ろになるように腕を伸ばし気味でスタート。フロントを上げるには不利なポジションだが、この方が上がってからが楽。走り出して回転が上昇してきたら、クイックに腕をさらに伸ばしてハンドルバーを前方に押す。これも力を込めるのではなく素早さ優先、スナップを効かせてジャブを打つような感覚だ。すると自然にフロントが上がるので、腕を縮めて迎え、ウィリー姿勢のバランスを取る。
■とにかく最初の一発で高さが決まれば少しウィリー走行出来るのだが、こんな運次第のウィリーではダメだし、アクセルコントロールの練習にもなっていなかった。
08/09/04 上体の動きを使ってフロントアップ
「ジャブを打つようにハンドルバーを前へ押す」という方法でフロントアップのきっかけを作っていたけれど、どうも具合が悪い。スプリングの反発力が予測しづらいし、コンスタントにちょうど良い力加減で押せないのだ。そこで今度はオーソドックスに上体の前後の移動を使ってフロントアップのきっかけにしてみた。ハンドルバーを引き上げる力は入れずに、クイックにフロントサスを縮めることだけを心がける。素早く前にかがむことが必要だったが、上体全体を使ったこの方が良さそうだ。
08/09/13 フロントサスの動きを実際に見てみる
DJ-1Rのフロントサスは油圧ダンバーの入ったトレーリングリンク式。写真左は縮まったサスがこれから伸びるところ。そして写真右はいっぱいに伸びたところで、通常走行時もこのくらいの感じ。発進しつつこのサスを縮めるのは本当に素早くフロントに加圧しないとダメなようだ。また意外にストロークが短く、反発のスピードも速いのですぐに抜重しないとフロントアップの動きを邪魔してしまう。映像を見てみると、フロントサスの伸び縮みのタイミングさえあえばアクセルはそんなに開けなくてもフロントアップするようだった。
08/09/25 ポジションを考える
素早くフロントサスを縮めれば楽にフロントアップすることが分かってきたので、足を出来るだけフロア前方に置くようにしてみた。この方が上がったあとのバランスがだんぜんいいようだ。ただ、画像をあとでチェックしてみるとウィリー中「前傾姿勢」過ぎるようで、これでは長いウィリー走行は無理な感じ。もう少し上体を後ろに引いて、せめて地面と垂直なくらいまで起したい。イメージとしては四つ足の椅子に座って足を投げ出し、そのまま椅子を後方に傾けてバランスを取る感じか・・・。
■アクセルワイヤーも動きが渋かったので、ケーブル内に注油。微妙なアクセルワークを練習するなら、本当はこれを一番最初にやらなくてはダメだったかも。
09/01/01 DJ-1Rのリアサスをノーマルに戻す
いままでアドレスV100のゴツいリアサスを付けていたが、これを元に戻してみた。やはりノーマルの方が動きがいい気がするのだ。それにリアが沈み込んでくれるとウィリーもやりやすい気がする。
■結局、思ったようにウィリーが出来るまでにならなかったが、NSRライディングにはかなり役に立ったと思う。例えばサーキットでアクセルを開け過ぎてタイヤが少々ブレても、慌てずにいられたりする。ウィリーでバク転しそうになったり、前方回転しそうになるよりは全然大した事ないからだ。2009年もまた暖かくなったら練習再開?
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